あらすじ
元々は『機動戦艦ナデシコ』の劇中劇であったが、あまりの人気のためスピンオフして制作されたOVA作品。制作陣の70年代のロボットアニメに対する愛情とオマージュに溢れた一作。なお、ゲストとしてナデシコ本編のキャラクターたちが登場する。 地球征服を企むキョアック星人の魔の手を退けるため、国分寺博士は超古代縄文人が遺した設計図を基に、熱血ロボ・ゲキガンガー3を建造。3人の若者を操縦者に任命し、キョアック星人との熾烈な戦いを続けていた。そんなある日、宇宙から超古代縄文人が来襲。その恐るべき戦力の前に、ゲキガンガーとキャック星人のアカラ王子は共闘を余儀なくされる。
作品考察・見どころ
本作は、失われつつある熱き魂を呼び覚ます、ロボットアニメ黄金期への至高のオマージュです。正義や友情といった普遍的なテーマを真正面から描く潔さが、観る者の胸を熱く焦がします。キャスト陣の咆哮に近い熱演は、理屈を超えた説得力を生み出し、荒唐無稽な展開すらも「これこそが真実だ」と思わせる圧倒的なエネルギーに満ちています。
作品の根底に流れるのは、信じる力の強さです。絶望的な状況下でも不屈の闘志で立ち上がる姿は、現代社会で摩耗した心に純粋な情熱を再燃させます。あえて古典的な演出を徹底することで、情報過多な現代作品にはない力強さと、魂を揺さぶるダイナミズムを体現した、まさにアニメの真髄を味わえる傑作です。