あらすじ
娘の凪を生んだ後、鮎川茜は死亡し、安藤孝則(瀬戸康史)は妹の楓子(瀧本美織)に娘を託して身を潜める。世間では謎の死亡事件が頻発し、捜査が進むうちにそれが5年前の「呪いの動画」事件に関係することが明らかに。やがて楓子はそれらの死が凪の周辺で起きていることに気付き、過去の事件を調べ始める。
作品考察・見どころ
本作が提示するのは、デジタル社会に潜む悪意の感染の深化です。かつてのビデオテープを越え、今や生活の一部となったスマホを介して増殖する呪いは、現代人が抱く逃げ場のない閉塞感を見事に視覚化しています。画面越しに伝播する恐怖が、日常のパーソナルな空間を音もなく侵食していく演出は、観る者の生理的な不安を鋭く突き刺します。
主演の瀧本美織が魅せる、困惑と母性が入り混じった繊細な演技は、物語に強烈な実在感を与えています。特に、不気味な静寂を纏った少女・凪の存在感は圧巻で、冷徹な映像美の中に潜む血の呪縛という根源的な恐怖を浮き彫りにします。テクノロジーが加速させる孤独と、抗えない宿命の連鎖。その絶望の果てにある衝撃を、ぜひその眼で目撃してください。
興行成績
興行収入: $8,385,405 (13億円)
※製作費・興行収入はTMDBのデータを参照しています。収支は(興行収入 - 製作費)で算出したFindKey独自の推定値であり、広告宣伝費や諸経費は含まれません (1ドル=150円換算)。