あらすじ
建設会社で自身の夢である美術館建設に張り切る赤木直子、いつも強気なアパレルショップ店員・青田美佳、いくつもアルバイトを掛け持ちしている黄川田ゆり、日夜稽古に励む劇団員・緑川かのこ、誰もが羨む超お金持ちお嬢様・紺野すみれ。そんな5人の女子たちは、世界征服を企む邪悪な怪人を倒すため“名字に色が入っている”という理由だけで司令官チャールズのもとに集められ、女子5人のヒーロー戦隊“女子―ズ”に任命される。
作品考察・見どころ
福田雄一監督の脱力演出が、特撮という様式美を鮮やかに解体しています。世界平和よりも仕事や美容といった女子の日常が優先される現実的なバランス感覚が、現代を生きる女性の等身大の逞しさを浮き彫りにします。この絶妙なギャップが生むシュールな笑いこそが、本作の持つ本質的な魅力です。
今や主役級の豪華キャスト陣が、個性を火花散るようにぶつけ合うアンサンブルは正に圧巻。桐谷美玲の生真面目さを軸に、高畑充希や有村架純らが放つ温度差の激しい掛け合いは、もはや芸術的な域に達しています。戦隊モノの枠組みを借りて、組織の不条理や人間関係を軽快に描く手腕に、誰もが心を掴まれるはずです。
映画化された原作や関連書籍を読んで、映像との違いや独自の世界観を楽しみましょう。