あらすじ
伝説の超人たちの戦いから数十年。今日は、新世代(ニュージェネレーション)の超人たちが地球にやって来て最初のファン感謝デーだ。ところが、そこへキン肉万太郎を抹殺すべく謎の超人、ザ・犀暴愚が乱入。その迫力に恐れをなして逃げ出した万太郎は、しかし仲間たちを傷つけ、万太郎のセコンドを務めるミートを人質に連れ去ったザ・犀暴愚に怒りを爆発させると、彼が待つ東京タワーの特設会場へ向かい激闘を開始。苦戦を強いられるも新世代の友情パワーで、見事、ザ・犀暴愚をリングに沈めることに成功する。
作品考察・見どころ
伝説の父という巨大な影に怯えながらも、一人の超人として覚醒していく万太郎の機微が、小野坂昌也氏の絶妙な演技で具現化されています。自身の弱さと向き合い、仲間のために立ち上がる「火事場のクソ力」の美学こそが、本作を支える本質的な魅力です。
原作の泥臭いドラマ性を抽出し、アニメ特有の躍動的なカメラワークで必殺技を再構築した点は、映像化の大きな勝利と言えます。紙面では表現しきれなかった筋肉の躍動や衝撃が、音と動きの相乗効果で圧倒的な熱量となって迫ります。受け継がれる魂の物語が、映画という舞台で鮮烈な閃光を放っています。