幼なじみの3人の三角関係関係を描く。まつもと泉原作の同名漫画の映画化で脚本は「マップス 伝説のさまよえる星人たち」の寺田憲史が執筆。監督は「めぞん一刻 完結篇」の望月智光、撮影監督は金子仁がそれぞれ担当。
本作は、軽快な超能力ラブコメの日常に終止符を打ち、あまりにも残酷で美しい青春の決別を描き切った傑作です。魅力は望月智充監督による写実的な演出にあり、瑞々しくも寒々しい空気感の中で、一人の女性を選び、もう一人を深く傷つけるという成長の痛みを真正面から捉えています。 原作がコメディの体裁を守り終結したのに対し、本作はあえて超能力を封印し、現実的な葛藤を浮き彫りにした点が画期的です。映像表現だからこそ可能な台詞のない間や視線の交錯は、観る者の胸を締め付けます。古谷徹氏らの熱演が、二度と戻れない季節への追憶を鮮烈に呼び起こす、正真正銘の完結編です。
監督: 望月智充
脚本: 寺田憲史 / まつもと泉
音楽: 鷺巣詩郎
制作: 深草礼子 / Hideo Kawano
撮影監督: 金子仁
制作会社: TOHO / Pierrot