本作の真髄は、タイトルの通り溢れんばかりのタシャン(スタイル)にあります。極彩色のビジュアルと豪華キャストが放つ規格外のエネルギーが衝突し、観る者の感性を激しく揺さぶります。アニル・カプールの怪演や俳優陣の個性が火花を散らす様は、娯楽映画の極致と言える輝きを放っています。
単なるアクションに留まらず、己の矜持を貫く姿を鮮烈に描いた演出が見事です。虚飾の世界で自らのスタイルを武器に生き抜く姿は、現代を生きる我々に「自分らしくあること」の強烈な肯定を突きつけます。音楽と映像がシンクロする高揚感は、映画という魔法がもたらす最高の贅沢を体験させてくれます。