本作が放つ最大の魅力は、テレビという巨大な文化装置への尽きることのない敬意と、メディアの枠を超えた人間ドラマの融合にあります。司会のデヴィッド・ヘレニウスが引き出す、グニラ・パルソンやヨアキム・ルンデルらの虚飾を脱ぎ捨てた真摯な言葉は、視聴者の心を射抜く圧倒的なリアリティを持って迫ります。
時代の変化と共に形を変えながらも、常に私たちの感情を揺さぶり続けてきた映像表現の「核」を、このドキュメンタリーは鋭く突きつけます。単なる懐古的な回顧録に終わらず、未来のエンターテインメントへの確かな希望を抱かせる演出の数々は、まさに全ての映像ファンに捧げられた情熱的な讃歌といえるでしょう。