本作の本質的な魅力は、シリアスな冒険活劇をレゴという自由な造形言語で大胆に再解釈した、底抜けの遊び心にあります。物理法則さえもブロックの論理で上書きされた世界では、死の罠さえも至高のユーモアへと変貌します。台詞に頼らない視覚的な演出が、映像表現としての純粋な楽しさを際立たせ、全世代を惹きつける普遍的なエネルギーを放っています。
実写の原作映画が持つ緊迫感を、パーツの分解と再構築というレゴ独自のギミックで見事に翻訳した点は白眉です。リアルな恐怖をポジティブな創造性へと転換したこの改変は、実写では不可能なコミカルな躍動感を生み出しました。形を変えても決して色褪せないインディの不屈の魂が、名曲と共に、ブロックの隙間から眩いばかりに溢れ出しています。