呉宗憲を筆頭に、九孔や洪都拉斯といった喜劇の鬼才たちが放つ圧倒的な熱量こそが本作の真骨頂です。彼らの絶妙な掛け合いが生むライブ感は、単なるコメディの枠を超え、観る者の生命力を直接刺激するほどのエネルギーに満ちています。ジャッキー・ウーの軽妙洒脱な演技は、アクションに独特の躍動感と唯一無二の華やかさを与えています。
画面から溢れるのは、泥臭くも懸命に正義を貫こうとする不器用な人間賛歌です。テレビ映画という親密な媒体だからこそ表現できた、野性的で純粋なエンターテインメントの原点がここにあります。理屈を抜きにして魂を揺さぶり、明日への活力を与えてくれる、まさに映像の魔法が宿った一作と言えるでしょう。