あらすじ
デリケートな思春期の少年、少女の性衝動を描いたピンク映画。高校生の保子は大人のマネをしてセックスをし、誰の子かわからない子供を身ごもってしまう。友だちも皆、性には無知で……。
作品考察・見どころ
足立正生監督が放つ本作は、性のエネルギーを政治的な抵抗へと昇華させたアヴァンギャルドの極致です。血脈という宿命に抗う個の叫びが、圧倒的な映像美と静謐な風景の中で爆発しています。タイトルが示す「噴出」とは、抑圧された魂の根源的な解放そのものであり、その剥き出しの情熱に観る者は激しく揺さぶられます。
平岡正明ら異才たちが放つ強烈な存在感と、虚飾を排した身体性がぶつかり合う演出は、現代社会の欺瞞を鮮やかに暴き出します。社会の周縁に生きる者の執念が映像の端々に宿り、単なる映画を超えた「事件」としての熱量を帯びています。時代を突き抜ける鋭利なメッセージは、今なお私たちの感性を激しく挑発し続けるでしょう。