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悪魔が来りて笛を吹く
悪魔が来りて笛を吹く

悪魔が来りて笛を吹く

“この戦慄(メロディー)が、ドラマの鍵ー”

19792h 16m★ 6.4謎犯罪ホラー
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あらすじ

昭和二十五年に起った天銀堂殺人事件の容疑者、元子爵椿英輔は忌わしい嫌疑を恥辱としてか信州で自殺をとげたが、夫人[火禾]子は今尚英輔の幻影に悩まされていた。令嬢美彌子の頼みで名探偵金田一耕助は一夜椿邸で行われた目賀博士の砂占いに列席した。集った人達は[火禾]子、美彌子、目賀博士の他、[火禾]子の叔父玉虫元伯爵と妾菊江、[火禾]子の兄新宮利彦と妻はな、道楽息子の一彦、椿家執事木下善四郎、書生三島東太郎などであったが、博士の占い通りその夜玉虫伯爵は何者かに殺害された。耕助は英輔の日記の空白を手がかりに神戸に赴き、以前英輔が別邸の管理人植辰の妹お駒を尋ねる目的があった事を調べ上げる。お駒も既に殺害されていたが、お駒の養子宗二郎が失踪している事と、妙光院の痣とり地蔵尊の裏面に彫られた文字から秘密を嗅ぎ出し、急拠東京へ引返す。しかし椿邸では新宮利彦が殺されていた。居並ぶ人々の前で三島青年が動揺しているのを見届けた耕助は逮捕状を携えて再度椿邸の門を潜るが、一同は鎌倉の別邸に行った後だった。その頃鎌倉では新宮利彦と[火禾]子の間に兄妹姦淫の子として生れた三島青年実は宗二郎が、目賀博士と[火禾]子に詰めよっていた。驚いた[火禾]子は青酸カリの盛られた鎮静剤を飲んで一瞬にして絶命。直後到着した耕助は一同の前で始めて事件の顛末を発表した。--今から二十数年前、[火禾]子は兄利彦に犯されて一児を生み落し、叔父玉虫伯爵はその子を宗二郎と名付け植辰の妹お駒に預けたが、椿家財産横領を企む目賀博士は宗二郎が幼年で死んだ後、植辰と謀ってその子治雄の片腕に火焔太鼓の痣を彫りつけて宗二郎に仕立て上げ、椿家乱倫の実状を明かして復讐を誓わせたのである。かくて真相を知らぬ治雄を三島東太郎の仮名で椿家の書生に送りこんだ目賀博士は英輔に[火禾]子の行状を告げて自殺に追い込み、その亡霊の恐怖を利用して玉虫伯爵、利彦、お駒、[火禾]子と次々に殺害したのである。鋭い耕助の推理と植辰の証言に、目賀博士は拳銃を取って乱射するが、耕助の反撃に挫け、遂に警官に捕われた。...

作品考察・見どころ

西田敏行が演じる金田一耕助の、人間味溢れる温かさと泥臭さが、没落貴族の冷徹でデカダンな世界観と鮮烈なコントラストを描き出しています。特に、鰐淵晴子が放つこの世ならぬ妖艶な美しさは、映像美としての極致に達しており、観る者を一瞬で戦慄の迷宮へと誘います。 本作が描くのは、血脈という逃れられない宿命が生む呪いと、華やかな表層の裏に潜む人間の醜悪な欲望です。全編に響き渡る不気味なフルートの音色は、単なる恐怖の記号ではなく、閉ざされた一族の悲鳴そのものとして響きます。映像でしか表現し得ない重厚な様式美の中に、人間の深淵な孤独を抉り出す圧巻の意欲作です。

原作・関連書籍

映画化された原作や関連書籍を読んで、映像との違いや独自の世界観を楽しみましょう。

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キャスト

西田敏行
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Kosuke Kindaichi
鰐淵晴子
鰐淵晴子
Akiko Tsubaki
Jun Miyauchi
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Totaro Mishima
斉藤とも子
斉藤とも子
Mineko Tsubaki
二木てるみ
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Tane Mishima
村松英子
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Hanako Shingu
池波志乃
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Kikue
北林早苗
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Taeko
仲谷昇
仲谷昇
Hidesuke Tsubaki
藤巻潤
藤巻潤
Detective Yamashita

スタッフ・制作会社

監督: 斎藤光正

脚本: 横溝正史 / 野上龍雄

音楽: 山本邦山

制作: 橋本新一 / 角川春樹

撮影監督: Iwao Isayama

制作会社: Toei Company

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