勤務先の乳製品会社が閉鎖の危機に直面するなか、娘のマヤが婚約者を連れて帰省。保守的なマヤの両親は、文化的偏見を克服しなければならなくなるが...。愛はこの試練を乗り越えられるのか?
祝祭の象徴である結婚式を、人間の業と欲望が渦巻く狂騒曲へと変貌させる手腕が見事です。アニェシュカ・スホラら実力派によるシニカルな演技は、洗練された喜劇の中に生々しい緊張感をもたらしています。華やかな装いと死の影が織りなす鮮烈なコントラストは、観る者の本能を強烈に刺激するでしょう。 本作が抉り出すのは、極限状態で露呈するエゴイズムの真実です。不条理な展開は、社会的な仮面の下に隠された醜悪な本音を鋭く問いかけます。緻密な演出が構築する予測不能なスリルは、観客を出口のない迷宮へと誘う中毒的な魅力を放っています。愛と欲望の境界線で踊る人々の滑稽さは、まさに必見の現代寓話です。
監督: Tomasz Konecki / Iwona Ogonowska-Konecka
脚本: Hanna Węsierska / Karolina Szymczyk-Majchrzak
音楽: Paweł Lucewicz
制作: Ewa Jastrzębska / Magdalena Szwedkowicz
撮影監督: Tomasz Madejski
制作会社: MAG Entertainment