No synopsis available.
この作品の真髄は、聴覚的な旋律を視覚的な律動へと翻訳した「視覚音楽」としての圧倒的な完成度にあります。音楽の調べがそのまま線の動きとなり、画面上を乱舞する様は、単なる伴奏を超えた芸術的な共鳴を生み出しています。緻密な同期によって、観客は音を「視る」という未知の感覚、そして共感覚的な悦びに没入することになるでしょう。 抽象的な造形の中に宿る力強い生命力こそが、本作最大の見どころです。言葉による説明を排しながらも、線の強弱や明滅だけで感情を表現しきる演出は、映像メディアの純粋な可能性を極限まで引き出しています。音楽とアニメーションが一体となった祝祭的な奔流は、時代を超えて観る者の感性を激しく揺さぶり続けるはずです。
監督: Jim Mackay / George Dunning
制作会社: ONF | NFB