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大海原という逃げ場のない舞台で、静かなる闘志が火花を散らす。本作の真髄は、戦時下の極限状態を派手な戦闘描写に頼らず、鉄錆の臭いさえ漂うリアリズムで描き切った点にあります。個を律し、艦隊という運命共同体の一員として義務を全うする男たちの高潔な精神性は、時代を超えて観る者の胸を熱く焦がします。 クライヴ・ブルックの威厳ある佇まいと、若き士官たちの情熱がぶつかり合う演技の応酬は圧巻です。荒波の緊張感と心理ドラマが見事にシンクロし、映像ならではの没入感を生んでいます。自己犠牲の先にある誇りとは何かを、力強い演出で突きつける海洋映画の真髄がここに凝縮されています。
監督: Pen Tennyson
脚本: Patrick Kirwan / Pen Tennyson
音楽: Ernest Irving
制作: Michael Balcon
制作会社: Ealing Studios