本作は、伝説の続きではなく「再定義」を描いた野心作です。世界という巨大な壁を前に、頂点に立ったはずの少年たちが味わう圧倒的な無力感。その絶望を血肉に変え、さらなる高みを目指すための変革という痛みを伴うテーマが、鋭利な映像演出で描かれています。既存の歴史を敢えて解体し、新たな可能性を提示する構成の妙に唸らされます。
キャスト陣による魂の叫びも白眉です。竹内順子氏らが演じるキャラクターの声には、栄光を知るからこその苦渋と、不屈の闘志が宿っています。原作のゲームや旧シリーズが歩んだ歴史とは異なる分岐点を、アニメならではの躍動感を武器に描き切ることで、観る者は未知の熱量へと導かれます。まさに物語が生まれ変わる瞬間の目撃者になれる一作です。