本作の魅力は、剥き出しの熱量と理性を揺さぶるシュールな笑いにあります。80年代特有のDIY精神が溢れ、スケートボードを日常打破の滑稽なツールとして描く演出が秀逸です。荒削りながら型にはまらない表現が、現代のコメディにはない独特の解放感を与えてくれます。
ジェレミー・キウリーらの絶妙な演技は、大真面目にバカげたことに挑む人間の愛おしさを浮き彫りにします。不条理の中に潜む、社会規範を軽やかにすり抜ける反骨精神こそが本作の本質です。何かに没頭する純粋な喜びを呼び覚ます、色褪せない輝きに満ちた一作といえるでしょう。