あらすじ
世界初の性体験統計レポートを出版したアルフレッド・キンゼイ博士。著名なアメリカ人学者の研究を通して、博士本人の夫婦愛の軌跡を描き出すヒューマン・ドラマ。演技派リーアム・ニーソンが実在の偉人を熱演。
作品考察・見どころ
この作品が放つ本質的な魅力は、かつてタブーとされていた性の領域を、科学という冷徹な光で照らし出すことで露わになる人間性の深淵にあります。リーアム・ニーソンが体現する、真理を追い求めるあまりに周囲との摩擦を生む不器用な情熱は、観る者の倫理観を激しく揺さぶります。データという客観性の背後で脈動する、個人の切実な孤独と熱量を見事に描出しています。
特に特筆すべきは、夫婦という最小単位の社会において、学問的な正しさが愛を救うのか、あるいは壊すのかという極限の葛藤を描いた演出です。ローラ・リニーの包容力溢れる名演が、理論だけでは語り尽くせない感情の機微を鮮烈に浮き彫りにします。本作は単なる個人の記録ではなく、正解のない愛の形を模索し続ける、全人類への果敢な挑戦状と言えるでしょう。
興行成績
製作費: $11,000,000 (17億円)
興行収入: $17,050,017 (26億円)
推定収支: $6,050,017 (9億円)
※製作費・興行収入はTMDBのデータを参照しています。収支は(興行収入 - 製作費)で算出したFindKey独自の推定値であり、広告宣伝費や諸経費は含まれません (1ドル=150円換算)。