オーストラリアン・ロックの至宝、ジ・エンジェルズが魅せる本作は魂の咆哮です。バーナード・ニーソンの狂気を孕んだカリスマ性と、ブリュースター兄弟による緻密なギターが、剥き出しの音像となって鼓動を揺さぶります。密室感の中で際立つ彼らの音楽的ルーツと円熟味は、正に圧巻の一言です。
激しいビートに宿る哀愁と、生々しい熱量の対比こそが真骨頂。削ぎ落とされた編成は楽曲の美しさを際立たせ、ロックの気高さを証明しています。情熱がぶつかり合う奇跡の瞬間は、観る者の心に深い爪痕を残し、決して色褪せることはありません。