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シリーズ通算九十九作目という金字塔を打ち立てた本作は、日常の亀裂から漏れ出す「記録」の恐怖を執念深くあぶり出しています。何気ない風景がノイズ一つで異界へと変質する様は、実録ホラーの極致です。粗い画質に潜む「何か」を凝視させる演出は、視聴者の想像力を媒介に、逃げ場のない心理的圧迫感を生み出しています。 中村義洋氏の重厚なナレーションは、映像を単なる怪奇現象から「解明すべき不条理な事件」へと昇華させ、私たちを当事者のような臨場感へ引きずり込みます。映像の余白に潜む悪意を執拗に追う姿勢は、デジタル時代の裏側に潜む闇を克明に描き出しており、百作目への王手をかけたシリーズの圧倒的な凄みを感じさせる一作です。
監督: Yūki Fujimoto
制作: Osamu Iwamura / Wataru Suzuki / Akatsuki Harie