本作は1970年代東映のエロスと暴力の美学が極まったカルト的傑作です。山口和彦監督による鮮烈な色彩と、尼寺という閉鎖空間が放つ背徳的なエロティシズムが観る者を圧倒します。主演の田島はるかが見せる清楚さと狂気が同居した凄絶な佇まいは、ジャンルの枠を超えた神々しささえ漂わせ、観客の心に深い爪痕を残します。
冷酷な権力構造に抗う女性たちの本能的なエネルギーこそが、本作の真骨頂です。凄惨な責め苦の中で流される血と涙は、抑圧された魂の叫びとして響き渡ります。過激な描写の裏側に潜む人間の尊厳への問いかけは、単なる娯楽作の域を超え、今なお色褪せない衝撃と情熱を私たちに突きつけてくるのです。