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1978年の空気を切り裂く、生々しいエネルギーに満ちた一作です。単なる犯罪劇に留まらず、高度経済成長の影で肥大した孤独と歪んだ欲望を剥き出しの質感で活写。コントラストの強い映像美が、都市の迷宮を彷徨う人間の心の闇を鮮烈に浮き彫りにしています。 掛川雅之の鬼気迫る狂気と、女優陣の魂を削る演技の応酬は圧巻です。社会の歪みがもたらす人間性の変容を、極限の緊張感で突きつける演出の妙。観る者の深層心理を揺さぶり、剥き出しの愛憎とは何かを問い続ける、情念の爆発から目が離せません。
監督: 若松孝二
脚本: Masayuki Kakegawa
音楽: 阿部薫
撮影監督: 伊東英男
制作会社: Shintoho Pictures