この作品の本質は、理不尽な社会構造に立ち向かう少女たちの「怒り」を、エネルギッシュなアクションと軽妙なコメディの筆致で爆発させた点にあります。現状打破を試みる彼女たちの衝動が画面から溢れ出し、観る者の魂を鼓舞する演出は、単なる青春劇の枠を超えた鮮烈なカタルシスを味あわせてくれます。
主演のキキ・パーマーが見せる圧倒的な磁力は、物語に揺るぎない芯を通しています。彼女の知性と情熱が同居した演技は、時にユーモラスに、時に鋭く観客の心を射抜きます。個の勇気が連帯へと変わる瞬間の美しさを描いた本作は、沈黙を破り声を上げることの尊さを、最高に痛快なエンターテインメントとして我々に突きつけます。