あらすじ
小野田優良(森下悠里)と真(岡田光)は、お互いに童貞・処女同士で結婚した仲睦ましい新婚夫婦。ある日、真の実家に夫婦揃って里帰りすると、真の同級生の詩織(木口亜矢)に出会った。久々の再会を懐かしむ二人だったが、なんと、詩織は10年間真を想い続けていたという。詩織は同級生の岳史(河合朗弘)との結婚を控えている身にも関わらず、自分の気持ちに決着を付けたいと、こっそり真を呼び出し、急に真にキスをしたのだった。それを偶然目撃してしまった優良は…。
作品考察・見どころ
本作の真髄は、新婚夫婦の純真さと性の探求を、艶やかな映像美と軽妙なコメディで見事に融合させた点にあります。森下悠里が体現するヒロイン像は、不器用ながらも愛を深めようとする女性の切実さを映し出し、明日花キララら豪華キャストの共演が物語を華やかに彩ります。画面から溢れる多幸感こそが、本作最大の魅力です。
克・亜樹の原作が持つ情報性に、実写ならではの生身の体温を加えた演出も見事です。漫画的表現を映画的リアリティへ昇華させることで、単なるハウツーを超えた深い情緒が宿りました。性を通じて真摯に向き合う二人の姿は、愛の本質が肉体の交わり以上に、心の対話にあることを情熱的に訴えかけてきます。