EC1ウッチ(EC1 Łódź — Miasto Kultury)は、ポーランドの映画史において「映画の都」と称される都市ウッチに拠点を置く、文化振興と映画制作の中核を担う機関です。かつての発電所跡地を大規模に再開発した文化複合施設を拠点とし、映画都市ウッチの象徴的な存在として知られています。同社の最大の強みは、ポーランド映画の重厚な伝統を継承しつつ、現代的な視点と国際的な評価に耐えうる芸術性の高い作品を支える盤石な共同製作基盤にあります。
巨匠アンジェイ・ワイダ監督の遺作『残像』をはじめ、社会的・哲学的な深みを持つ良質なアートハウス作品を数多く手がけており、単なる制作会社を超えた「文化の守護者」としての立ち位置を確立しています。また、ウッチ・フィルム・コミッションを運営し、国内外の新鋭監督の支援にも注力。ポーランドの豊かな映像文化を次世代へと繋ぐ架け橋として、世界の映画祭や批評家から極めて高い信頼を寄せられている、欧州映画界において欠かせない実力派の制作組織です。