フロストバックス(Frostbacks)は、1980年代から90年代にかけてハリウッドのコメディ映画界で確固たる足跡を残した制作会社です。同社は、カナダ出身の名優ジョン・キャンディのキャリアと密接に結びついており、『迷探偵ハリーにまかせろ?!』や『アームド・アンド・デジャラス』といった、彼のユーモラスで愛すべきキャラクターを活かした作品群で広く知られています。
その最大の特徴は、単なるドタバタ喜劇に留まらない、人間味あふれるストーリーテリングと、確かな娯楽性を兼ね備えた制作スタイルにあります。かつては北米のコメディ市場を牽引するブティック型の制作会社として、観客に親しみやすい良質なエンターテインメントを提供してきました。
近年では、2023年のドキュメンタリー映画『Chowchilla』の制作に携わるなど、往年のコメディ路線とは一線を画す、緻密なリサーチに基づいた社会派作品へのアプローチも見せています。時代のニーズに合わせて進化を遂げつつも、独自の視点を持つ映像制作を続けており、映画史において独自の存在感を放ち続けている一社です。